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平成30(2018)年1月のコラム一覧へ戻る

私達はどう生きるか

執筆 : 代表弁護士 大塚嘉一

1.日本が、今、建国以来最大の国難に見舞われていることを、大方の日本人は自覚している。過去、あまたの自然災害、外患、事故と戦ってきた経験があるからだ。

2.日本人の誰一人、戦争を望んでいない。一人でも犠牲者がでることを望んでいない。

しかし、現在、通りを行き来する一般人をはじめ、大方の日本人は、仮に為政者による相手との交渉が首尾よく進まなかった場合には、自分を含め数十万人の同胞の犠牲者がでるかもしれないことを予期し、覚悟している。それは、将来、数百万、数千万あるいは数億人の犠牲者を出さないためである。

どの場所が攻撃されるかは、合理的に考えれば、幾つか推測することができる。しかし、相手が合理的に判断するかどうかは分からない。

今なら、日本人全員が死亡することはない。不幸にも犠牲者がでた場合には、それ以上の犠牲者を出さないように努めるのは、残された者の責任である。

3.この期に及んでも、憲法9条を守れと繰り返し、それ以上に具体的に議論を深めることができない埼玉弁護士会及び日弁連には、あきれることを通り越して、怒りを覚える。

平和を望む気持ちは一つでも、それに至る道程は複数あり、複雑である。護憲を唱えるだけでは足らない。

具体的に平和を守るために行動するのは高貴な精神である。市井の人であっても、そうあることはできる。

4.日本人は、立派に、この国難を切り抜けるはずだ。自然災害、外患、事故と戦い、生き抜いてきて出来上がった人間が、すなわち日本人だからだ。日本の国土は、豊かな自然の恵みをもたらす半面、地震、台風、火山の爆発などの災害も格段に多く、それこそが、日本人を日本人たるべく彫琢したのだ。

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