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馬橋隆紀編集代表「境界紛争事件処理マニュアル」を読む
1.弁護士の馬橋隆紀先生が編集代表をなさった「境界紛争事件処理マニュアル」・新日本法規(平成27年7月17日)が、出版されました。
2.馬橋先生は、埼玉弁護士会に所属し、最高裁判所の司法研修所で教官を務めたこともある、埼玉弁護士会の誇る、会員全員の自慢の弁護士です。先生が教えた裁判官、検事、弁護士たちは、日本中で、いや世界中で活躍していることと思います。
学究肌と申しましょうか、理屈を突き詰めるタイプとお見受けします。著書、論文もたくさんあります。埼玉弁護士会から専門書籍を出した際には、私も執筆者に加えていただき、親しく教えを乞いました。合宿での楽しいやりとりを思い出します。
お家では、奥さんのお話では、いつも、食事のときも、事件のこと、法律のことを考えているそうです。入浴中に「ユリイカ(ひらめいた)!」と叫んで飛び出し、裸のまま町中を走り回ったというアルキメデスの真似だけはしていただかないように願うばかりです。
私は、先生のユーモアのある発言を密かに楽しみにしている一人です。
3.本書は、弁護士であっても、なかなかその全貌をつかめない、境界紛争についての専門書です。複数の弁護士と土地家屋調査士とが執筆に当たっているところが新しい。
境界だけでなく、紛争の総体的な解決を意識して書かれているところが素晴らしい。
4.当事務所の本棚に、また一冊、有用な本が並びました。