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令和3(2021)年5月のコラム一覧へ戻る

春日部高校人物風土記「ゴーンの弁護人」

執筆 : 代表弁護士 大塚嘉一

高野隆さんはX市出身。春高初登校の日、男子校であることを知り落胆する。常識を疑い自分に忠実であるあまり先生方と軋轢も。出席日数が不足するも化学のX先生の温情で卒業できた。早稲田大学法学部入学。ペリーメイスンとその助手デラに憧れ司法試験の勉強に励む。卒業の年に合格し弁護士。その後アメリカはサザンメソジスト大学で刑事弁護を学ぶ。帰国後従来の書面中心の裁判を徹底的に批判、法廷での証人尋問を核とする刑事弁護を実践し数々の無罪判決を獲得する。著書、翻訳、論文多数。元早大法科大学院教授。ユーモアを愛し時に敵対者をも魅了する。裁判員裁判の実現という追い風を受け文字通り現代日本の刑事弁護の第一人者になる。影響力はそれに留まらず難問を平等公平に議論を戦わせて解決に導くという貴重な経験を経た裁判員を生み出すことを通じ、21世紀に輝く日本人像を世に示す。最近ニッサンの元社長カルロス・ゴーン氏の弁護人を務め、氏ともども変装した姿が国民的話題に。しかしてその実体は正義と真実のロマンチスト、だと知る者はそう多くはないと言う。X市に在住。

(会報「春高同窓会」(第51号)2021年(令和3)年5月28日)

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