2014.03.24

大塚 嘉一

勝間和代の英語を斬る!

1.勝間和代さんの本「最後の英語のやり直し!」(毎日出版社)(2014年2月28日)を読みました。相変わらず、英語は発音ではなく、中身、内容だと主張する内容です。

しばらく、彼女の英語を聞いてないな、と同書中に紹介されている最近の彼女の英語をネットで聞いてみました。すると…。

勝間さん。発音上手になりましたねえ。

数年前に、彼女の発音を聞いたときは、カタカナ英語の見本のような発音でした。それが、見違えるような上手な発音。

それでも、なお私の発音は下手とおっしゃるのは、謙遜なのか、嫌味なのか。

2.カタカナ英語で思い出すのは、十数年前、日本弁護士連合会の企画で、アメリカに陪審裁判を見学に行ったときにお会いした、日本の某ロースクールの日本人の某教授。

その先生の英語は、本当に掛け値なしのカタカナ。日本人の私が分かるのは理解できるとしても、立派にアメリカのネイティブの教授相手に堂々と会話し、議論をなさっていました。

思い起こせば、発音こそカタカナですが、ストレスやイントネーションはしっかりしていた記憶があります。何より、語彙が豊富。英語の専門用語、知識は、あちらの専門家並み、あるいはそれ以上だったのかも知れません。

そういえば、勝間さんも、発音より、語彙が重要とおっしゃっています。

3.勝間さんは、英語は発音より語彙、中身とおっしゃりながら、発音の勉強をしていたに違いありません。そうでないと、昔の発音と現在の発音の差を説明できません。自然に上手になることは考えられません。

私は、発音は、中身と同じくらい、ある意味では内容以上に重要だと思います。勝間さんも、本当は、発音の重要性を認識なさっているんじゃあないのかなあ。

それで、発音がよくなるように、努力なさったんじゃあないのかなあ。

彼女に必要なのは、欲を言えば、あとは発声でしょうか。

今、FENを聞いていると、登場する日本の女性がいらっしゃいます。お名前を存じておりませんが、とても正確な発音です。ストレス、イントネーションにも十分気を付けておいでです。しかし、すぐに、日本人だとわかります。発声、声の出し方なのですね。

4.勝間さん。私に、30分、時間をください。英語ネイティブ並みの発声を伝授します。